2025.09.05
MEDIA
9月5日より放送が始まるSBS新金土ドラマ「カマキリ: 殺人者の外出(原題)」(演出:ビョン・ヨンジュ/脚本:イ・ヨンジョン)は、残忍な連続殺人犯“カマキリ”が捕まってから20年後、模倣犯による新たな事件が発生。事件解決のため、ある刑事が生涯憎み続けてきた“カマキリ”、つまり実の母と予期せぬ協力捜査を繰り広げる、高密度犯罪スリラーだ。
本作は、連続殺人犯である母親と刑事である息子の協力捜査という独特な題材、そしてこれを描き出すコ・ヒョンジョン(チョン・イシン役)×チャン・ドンユン(チャ・スヨル役)2人の熱演、映画『火車 HELPLESS』のビョン・ヨンジュ監督と映画『ソウルの春』のイ・ヨンジュン脚本家がタッグを組んだことでも期待が高まっている。
特に、これまでさまざまな作品を通じて温かく柔らかな魅力や端正なルックスで愛されてきたチャン・ドンユンが、強烈なカリスマを放つ刑事役で大胆な変身を予告しており、注目を集めている。
ー主演のチャン・ドンユンが、ビョン・ヨンジュ監督に対する揺るぎない信頼を見せた。
“演技の変身”は俳優にとって避けられない課題であると同時に、決して簡単な挑戦ではない。それでもチャン・ドンユンが「カマキリ: 殺人者の外出(原題)」で変身を決心した最大の原動力は、ビョン・ヨンジュ監督に対する信頼だった。チャン・ドンユンは出演理由について、「ビョン・ヨンジュ監督が演出される作品だという理由が一番大きかったです。簡単な作品ではありませんでしたが、監督のファンとして、確かな信頼がありました」と語った。
このビョン・ヨンジュ監督に対する信頼は、撮影期間を通してチャン・ドンユンを俳優としてさらに成長させるきっかけとなった。監督と共に作業した感想を尋ねると、チャン・ドンユンは「ビョン監督は、一言で言えば“俳優に最適化された監督”だと思います。俳優が理解しやすいようにディレクションしてくださり、また配慮しながら多くコミュニケーションを取ってくださるので、現場の雰囲気が本当に良かったです。現場以外の時間も、よく一緒に過ごしてくださいました。」と答えた。
続けて、「特に力を入れるべきシーンでは、繊細かつ強烈な演出力を見せてくださいました。ミザンセーヌ(画面構成)が卓越しているので、これまでの作品も素晴らしいですが、「カマキリ: 殺人者の外出(原題)」のミザンセーヌにもぜひ期待していただきたいです」と強調した。
さらに、作品全体についても「監督の演出力、脚本家の緻密なストーリー、俳優たちの演技がよく調和した、完成度の高いクライムスリラーです。強烈でスリリングな展開で、さまざまな魅力を感じていただけると思います」と自信をのぞかせた。
ー荒々しい刑事へと大胆な変身。大きな感情のうねりを熱演。
チャ・スヨルというキャラクターは、精神的にも肉体的にも決して簡単に表現できる人物ではない。それだけに俳優にとっては意味深い挑戦であり、同時に難易度の高い役だったはずだ。
チャン・ドンユンは、自身が演じたチャ・スヨルについて、「血のつながりを否定して生きている人物です。母親は自分の人生に存在しないものとして生きようとしています」と表現。短い説明の中にも、チャ・スヨルが“カマキリ”に抱く複雑な感情がそのまま込められている。
では、強いカリスマ性を持つチャ・スヨルになるために、チャン・ドンユンが特に意識したことは何だったのか。これに対して、「ジャンルものに合うよう、メイクを少し荒々しく仕上げていただきました」と語り、「それから、ほんの少しだけバルクアップもしました。もともと運動が好きなので、準備はそれほど大変ではありませんでした」と答えた。
制作陣によると、劇中でチャン・ドンユンは模倣犯罪の犯人逮捕のために走り回り、体を惜しまずさまざまなアクションシーンも自ら消化したという。これについて本人に尋ねると、「アクションは、これまで出演した作品に比べると、本作は特別難易度が高い方ではなかったので、大丈夫でした」と謙遜した様子で答えた。
最後にチャン・ドンユンは、「良い雰囲気の中で、みんなで一生懸命作り上げた「カマキリ: 殺人者の外出(原題)」がまもなく公開されます。ぜひたくさんの関心と愛をお願いします」と話し、「これからも良い演技でお応えできる俳優チャン・ドンユンになります。ありがとうございます」と視聴者へメッセージを伝えた。
一つひとつの答えから、俳優チャン・ドンユンの謙虚な人柄がにじみ出ていた。本人は「難しくなかった」「大変ではなかった」と語るが、そばで見ていた制作スタッフや共演者たちは口をそろえて、チャン・ドンユンの情熱と努力、そして思いやりと謙虚さを称賛した。だからこそ、彼の挑戦と努力はさらに輝きを増す。
「カマキリ: 殺人者の外出(原題)」は、緻密なストーリー、俳優陣の熱演、そしてすべてをまとめ上げる監督の感覚的な演出力まで、三拍子そろったドラマになる見込みだ。肉体的・精神的に過酷にならざるを得ないジャンル作品であるにもかかわらず、撮影期間を通して出演者たちが「幸せで満足していた」と口をそろえることからも、その完成度の高さを推し量ることができる。本作を待つ視聴者の期待は、ますます高まるばかりだ。
SBS新金土ドラマ「カマキリ: 殺人者の外出(原題)」は、9月5日(金)夜9時50分初放送。
写真提供:SBS新金土ドラマ「カマキリ: 殺人者の外出(原題)」
出処:https://programs.sbs.co.kr/special/sbspr/board/65947?cmd=multi_list&board_code=sbspr_01&board_no=339490
https://programs.sbs.co.kr/special/sbspr/board/65947?cmd=multi_list&board_code=sbspr_01&board_no=339561