2025.09.09
MEDIA
俳優チャン・ドンユンのHarper's BAZAAR Korea 9月号の写真とインタビューが公開された。今回の撮影でチャン・ドンユンは、青春映画のように透明感あふれるナチュラルな少年らしさと、鋭く大胆な視線やポーズを披露。相反する魅力が共存する姿を見せた。
続くインタビューでは、9月5日から放送開始のドラマ「カマキリ: 殺人者の外出(原題)」について語った。
―ドラマでは、連続殺人犯チョン・イシン(コ・ヒョンジョン)の息子で刑事のチャ・スヨル役を演じています。出演を決めた理由は?
この作品を選んだのは、ビョン・ヨンジュ監督の影響が一番大きいです。監督を信じて飛び込んだ作品で、前作の『火車 HELPLESS』や「白雪姫には死を~BLACK OUT」のように、スリラーというジャンルの中で人間同士の感情や葛藤をどう描き、どう解きほぐしていくのか、とても期待していました。大変ではありましたが、心地よい責任感と緊張感を持って臨めた作品です。
―演じる上で難しかったポイントは?
母親への強い憎しみをぶつける場面と、母と対峙する前の刑事としてのスヨルの姿、この感情の振れ幅をどう対比させて表現するかが課題でした。感情を強く出しすぎるとバランスを崩してしまうので、監督と感情線の微妙なニュアンスについてたくさん話し合いました。
―俳優として、今後も演技を続けるという確信を得た瞬間は?
ドラマチックな瞬間があったというより、常に自問自答している感じです。自分は俳優としてちゃんと進んでいるのか、成長できているのか、と。進むスピードは遅いかもしれませんが、方向は間違っていないと信じています。長く俳優の仕事を続けたいです。人生を表現し、さまざまな経験をし、学び続けられるこの仕事が本当に楽しい。現場にいるときが一番充実感を感じます。
インタビューでは、俳優としてだけでなく、映画監督としての一面についても語っている。
―最近、写真を学んでいるそうですね?今日はカメラも持ってきたとか。
写真を専攻した先生から授業を受けています。映画のワンシーンをどのように構成し、見せるべきかを学びたくて。監督の立場を経験したことで、演技する際にもスムーズに対応できる部分があります。今日の撮影でも、ディレクションの意図がすっと理解でき、とても良かったです。たくさん勉強になりました(笑)。
―初の短編監督作品『僕の耳になって』では、耳の聞こえないシングルファーザーを自ら演じ、監督も務められたそうですね?
偶然、耳の聞こえない方とそうではない方の家族を見かけたことがきっかけで、“こういう物語を誰かが伝えてもいいのではないか”と思い、小さな独立映画を作りました。実は子どもの頃から観察したり創作することが好きで、学生時代は詩を書いていたんです。映画はインディーズからマーベル作品まで何でも観ますし、いつか監督をしてみたいという気持ちは昔からありましたが、俳優業を続ける中で自分でも撮ってみたいという思いがより強くなりました。
―直近では、『麹(原題)』の監督として長編映画デビューも果たしました。短編の後すぐ長編を撮るのは大胆な行動だと思います。
決めたらすぐ行動に移すタイプです。勢い任せなところもありますが、映画はそうしないと完成しないと痛感しました。監督として全体を引っ張っていくのは大変で難しいことばかりですが、自分がイメージしたシーンを実際に形にできたときの喜びは格別です。初挑戦なので足りない部分も多かったですが、次はもっと上手く撮りたいと思っています。今も毎日シナリオを書こうとしています。
インタビュー全文は、Harper’s BAZAAR Korea 9月号および公式サイトで公開中。
画像提供:Harper’s BAZAAR Korea
出処:https://www.harpersbazaar.co.kr/article/1886779
https://www.harpersbazaar.co.kr/article/1886933